社団法人 京技術修染会認定 修復師のいる店
染みを見つけたら、すぐにご相談下さい。
染み抜きは熟練の職人による永年の経験と勘を駆使し、根気よく丁寧に作業を行います。
染みと生地の状態を判断して最適な作業方法を決めます。
汗染み、血液、食品による染みなど、染みの原因は様々。染み抜き作業はその染みが出来た原因によって処理方法が多種にわたります。
着物に付いた染みを発見した場合は、決してお客様自身で処理はしないで下さい。失敗することもありますし、生地を痛めてしまいます。たとえその時は染みが消えても後日再び発生してしまう事もあります。また、自己処理により傷んでしまった生地は専門家でも修復困難になる場合がございます。
ご注意
染みの状態、生地にもよりますが、「染みが完全に落ちるもの」「目立たなくなるもの(若干残ります)」がございます。ご了承下さい。
1.シミの箇所と状態の確認 シミと生地の状態を判断して作業方法を決めます。 |
2.油性処理 シミに付いている油分を専用の薬品を使い細かい噴射できれいに落とします。 |
3.水処理 シミに含まれている水性の汚れを霧状の噴射ガンで洗い流します。 |
4.酵素処理 油と水で落ちなかった頑固な汚れを酵素の力で融解処理します。 |
5.すすぎ 酵素で分解した汚れを酵素液と一緒にすすぎます。 |
6.漂白 着物に適した漂白剤で残っている変色(黄変)を細心の注意払い、熱を加えながら筆を使い漂白してゆきます。 |
7.漂白剤のすすぎ 中和剤を使って漂白薬剤をきれいに落とします。 |
8.色合せ 着物の地色に合わせて熟練の職人が染料を組み合わせて最適な色を作ります。 |
9.色掛け 着物の地色と漂白した箇所を色調整しながら徐々に色掛けしてゆきます。 |
10.シミ抜き作業完了 熟練の職人の手でお客様の大切な着物を仕上げます。 |
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